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縁側でお茶をすすりながらのような、
のんべんだらりとした日々のことをつらつらと
同人的発言多数のため要注意。
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そういえば、先週はしやがれにイライラしてしまって、すっかり失念してました。

21日に、友達とタカラヅカを観てきました~。^^
初です。
一度くらいは生で観てみたいな~、と思っていたのです。
それが叶いまして、見事にハマりました。
今回観たのは、王道「ベルサイユのばら~オスカルとアンドレ編」。
ある意味入門編ですかね。
衣裳はきらきらしてゴージャス、踊っていても足音がしないのに感動。(幕間のセット転換の音や足音は緞帳の向こうから聞こえるのに。←これが唯一残念(;^ω^))
跳ねながら歌ってても声がぶれないし、いちいち所作が綺麗でほんとに美しい…。
観ているうちに、男役の皆さんが男性に見えてくる不思議…。
あんなの女性が惚れないわけないじゃない!ひたすら美しくかっこいいんだもの!
中世が舞台なので、男役の方々の軍服姿や娘役の皆さんのドレスが見ごたえありました。
何よりもかっこいいのが、男役の方のマントの捌き方。
さっ、と翻して袖に捌けていくときの颯爽とした動作が素敵です。(*´ω`)
小さいホールだったので、階段が5~6段しかなく、レビューでの羽根飾りはありませんでした。うーん、残念。
でもレビューも華やかでそれはもう素敵でした~vv
歌もダンスもお芝居も素晴らしかった。
アンドレとオスカルが死ぬときに泣いちゃった…。

夏に博多座で月組公演があるのですが、ここの階段は本拠地には劣るけれども、結構段数があるようなので、観てみたいなあ。


そのタカラヅカのあとは、神様のカルテ2を観ました。
もうなんていうか…。
ほんとに素敵な映画でした。
1作目よりもアクティブというか、音楽を序盤から使っていたり、全体を追う形式になってはいましたけども、続投の役者陣がしっかりと役をキープして演じているせいか、前作の空気感はそのままだったように思います。だから、特に違和感を感じることなく、世界に入り込めました。
淡々と、穏やかに進んでいく物語。
誰の視点に絞ることなく、全体を俯瞰で見るような形で作られていて、より、その医療現場のリアルさを感じました。
医師だって人間。
命を預かる仕事なだけに、そちらへ傾倒してしまうと家族は疎かになる。
「夫婦って何だ」
旧友タツの問いに、イチト君と一緒に観ている側も悩む。
仕事と家庭と、どっちがより大切なのか。多分正解なんてなくて、ずっと答えの見つからない難問なんだと思う。
そのなかで、恩師である貫田先生の妻、千代さんが口にした言葉。
「側にいなくても、心は寄り添える」
これは、ハルちゃんにも、そしてタツにも、答えの一つになった。
理想論かもしれないけれど、それを成そうとする心構えが大切なんだと思いました。
お互いを思いやること、ですね。
そして予告でも使われていますけれども、イチト君のセリフ。
「医師の話ではない。人間の話をしておるのだ!」
これは、物語の中で観ると、より心に響きます。
どんな職業に就いていても、同じ一人の人間で、家族がいる。
それを忘れてはいけない。

劇中の満天の星空がそれはもう圧巻で。
あれは劇場のスクリーンでこそ、体感できると思います。一緒に見上げているような錯覚を覚えました。その星空を見上げながら、貫田先生の言葉に涙…。
三様の夫婦の在り方と、医療現場の現状。
「希望はある。君たちだ」
渡されていくバトンが、私たち患者になりうる側にとっても希望になる。

派手な事件もアクションもないけれど、『人間』を描いた良作だと思います。

個人的に、イチト君と看護主任の東西さんの一連のやり取りが好きです。つい笑ってしまう微笑ましさ。
そして意外なところで佐藤二朗さん。
ふふ、と笑えるところもあって、緩急がちょうどいい。
深作監督、やっぱり天才です。

エンディングのサラ・ブライトマンの歌も、透明感があって聖母のような声が柔らかく優しくあの世界観を包み込んでいて、最高の余韻に浸れます。

大変充実した一日でした。^^

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響 倫
性別:
非公開
自己紹介:
本と音楽と映画をこよなく愛する、妄想がデフォルトとなりつつあるダメ人間。
好きなことは現実逃避という名の妄想。
あ、妄想ばっか。
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